Seminar 「すごい面談」
「すごい面談」ってどんな面談? 第2回

目次
育成経験スタッフがシリーズでお送りする
「すごい面談」ってどんな面談? 第2回
【伝えたい相手にまっすぐに伝わる言葉】とは?
前回は信頼関係の構築の基本として、一方通行ではなく双方通行のコミュニケーションが重要ですよ、そのために、あなたの言葉は伝えたい相手に真っ直ぐに伝わっていますか?・・・というお話をしました。
今回は、どのようにすれば、【伝えたい相手にまっすぐに伝わる言葉】を話すことができるのかについてお話します。
ここで、本題に入る前に、トレ○の泉的な話をひとつ。
みなさんは部下の立場で仕事をする人だと思ってください。そして、みなさんの上司がいつもお小言ばかり言う人だったとします。「こんなんだとまた失敗しそうでいやだなぁ」と思っていたら、本当に失敗してさらにお小言をくらった・・・という経験、ありませんか?
実は、これ、心理学上「ゴーレム効果」と言われ、きちんと実験で実証されている現象なのです。
「仕事が遅い」「要領が悪い」「ケアレスミスが多い」等々、マイナスの言葉をかけ続けられた部下は明確にパフォーマンスが悪くなるのです。
では、逆のことをすればパフォーマンスがよくなるのではないでしょうか?
プラスの言葉を駆使して双方通行のコミュニケーションをとるのです。
「いつもありがとう」と感謝の意を伝えることから始めるのもいいし、多少時間がかかっても几帳面な仕事をする人だったら、「丁寧で確実な仕事ですね」と声掛けをします。
このようにプラスの言葉をかけ続けた場合にパフォーマンスが格段によくなることも、心理学上きちんと実証されている現象で、こちらは「ピグマリオン効果」と呼ばれています。
そして、パフォーマンスがよくなると、それはその人の自信につながり、より互いの信頼関係が深まり、双方通行のキャッチボールもしやすくなるという連鎖が起きます。
このように、【伝えたい相手にまっすぐに伝わる言葉】を話す方法とは、魔法を使うわけでも奇をてらうわけでもなく、単純にプラスの言葉をあたたかくかけ続けるということなのですね。
◆◆◆最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
第3回は、【さらに高いパフォーマンスを導くことができるためには?】についてお伝えします。
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